平成29年5月に開所した放課後デイサービス『はるはうすkids』
現在では、放課後デイサービス(大田区雑色)の他に令和2年より18歳以上対象とした就労後の居場所『はるはうすyouth』(大田区蓮沼)の運営を行っています。
少し私の話をさせて頂きます
私の子供は、自閉症スペクトラム・知的重度障害を持って生まれ、その娘が成人を迎えました。
小3まで横浜市の特別支援学校から大田区に引っ越して20年になります。
横浜市では、当時から放課後デイサービスのような事業があり、ショートステイや一時預かりの事業も充実していました。
大田区に引っ越した時、当初はサービス支援はありましたが、いつも利用者がいっぱいで、まだ放課後デイサービスの制度もなく、保護者のほとんどの方が学校帰りのバスポイントに迎えに来て、保護者と一緒に自宅で過ごす毎日でした。
しばらくして、バスポイントで仲良くなった保護者の方と居場所(アパートの一室)を借りて、親子で皆で集まって、時には井戸端会議、お互いの子供の見守りをしていくようになり、外出したり外食したりと子供達も社会性が身につくようになりました。
それから3年後に放課後デイサービス制度ができて、娘も放課後等デイサービスに通うようになりましたが、当時、重度障害(発語なし、オムツ使用、他害)のある娘を支援するには慣れてない様子もあり、重度の障害の子供でも伸び伸びと安心して預けても、色々な経験や体験をさせてあげたいと強く思い、自分で放課後デイサービスを立ち上げる決心に至りました。
職員は前向きで子供達の為に何が出来るかを一番に考えてくれる有能なスタッフが在籍しています。
児発責任者は、長きにわたり障害のある児童との関わりがあり、子供達の成長、保護者の悩みを真摯に聞いてくれるので私も心強く、一人ひとりの子供の成長を大切に、時にはしっかり子供達に分かるよう指導しています。
明るく元気なスタッフに恵まれて、いつも感謝しています。
保護者様には、いい事も悪い事も大切な事はお伝えするよう心かけています。
保護者様、学校、放課後デイサービス、その他関わりのある事業所と連携していくことも、子供達の支援が繋がる大切な事と考えております。
はるはうすkidsの特徴として
①外部の専門講師
外部の専門講師(リトミック、ヨガ、工作)に集団指導を月数回、事業所で行っております。
目的として、専門の先生に指導して頂くことで、より良い支援に繋がると考えております。(利用者無料)
②個別活動、集団活動
個別活動、集団活動は毎日指導行っております。
個別活動はモリタリングに沿って行います。
集団活動もダンス、スポーツトレーニング、おはなし会、ゲーム、外部講師による指導など毎日違うメニューを行っています。
③ヘアカット
ヘアカットが苦手なお子様は保護者様がご自身でカットしているのをよく聞きます。
目的として、年3~4回に1回程度、障害のあるお子様に慣れている美容師さんに事業所に出向いて頂き、カットに慣れてもらい、将来、美容室や床屋でカットできるよう練習の為、お安くカットしております。
④インフルエンザのワクチン接種
年1回、小児科の先生に来て頂き接種します。
目的としては、保護者様の声として病院に子供を連れて行くのが大変、または病院に行くと感染するのが心配などでワクチン接種したくても出来ないお子様への取り組みです。ご要望をお聞きして、利用者様のご家族全員はるはうすkidsでのワクチン接種が可能です。
最後に
知的障害のある子どもの子育てしてきた中で私もたくさん人に助けて頂きました。
今までの経験、親として困った事や悩み事や苦しみもありました。
保護者様の悩みは尽きず、きっと共感できると思います。
私もたくさんの方に支えて頂き今があります。
私も保護者様のそんな人でありたい。何でも気軽に声かけて頂けると嬉しいです。
事業所で大切にしていることは、学生時代が終われば成人です。
どんなに重い障害のある子でも必ず成長していきます。
子供達の1人ひとりの可能性、成長を止めないでどれだけ伸ばせるか?
それが大事で我々の仕事だと考えています。
『人から好かれる大人になろう』を目指して、高校卒業までに子供達が自信をもって将来生きやすいよう支援していきます。
代表取締役 浅野陽子